骨粗鬆症の分類の解説
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骨粗鬆症の分類
骨粗鬆症の分類
骨粗鬆症は、2種類あり原発性と続発性があります。
骨粗鬆症はいくつかの要因が重なって起こる病気なのです。
原発性
- 閉経後骨粗鬆症 ホルモンの分泌低下によるもの。
- 老人性骨粗鬆症 加齢によるもの。
- 若年性骨粗鬆症 原因不明または妊娠によるもの。
内的因子
- ホルモン : 女性ホルモン、閉経(女性ホルモンの喪失)、卵巣機能不全(早期閉経)、遅発初経(初経年齢が遅い)、多産・授乳期間が長い、未経産婦
- 機能低下 : 腸管機能の退行(低下)によるカルシウムの吸収低下
- 職業 : 事務系職業(座り通しのライフスタイル)
- 加齢 : 高年齢
- 遺伝 : 身近に骨粗鬆症がいる人
- 家族歴 : 女性ホルモンやビタミンD 受容体など
- 体型 : 低身長、痩せ
外的因子
- 運動 : 運動不足、急激な過度の運動、臥床
- 栄養 : 痩せ(低栄養、栄養不足のダイエット)、カルシウム不足、ビタミンD・K不足、塩分・タンパク質・リンの摂取過剰、偏った食習慣
- 生活習慣 : 喫煙、過度の飲酒、高カフェイン摂取(コーヒーの多飲)、日照の不足
続発性
他の疾患が原因で、発症するもの。
- 内分泌代謝異常 副甲状腺機能亢進症、甲状腺機能亢進症、性腺機能不全症、糖尿病、クッシング症候群など
- 消化管疾患 胃切除、吸収不良症候群など
- 炎症性疾患 慢性関節リウマチなど
- 薬剤性 ステロイド・副腎皮質ホルモン・抗がん剤・抗けいれん薬・免疫抑制剤の服用による副作用など
- 不動性 臥床安静、宇宙飛行など
- その他 壊血病、卵巣摘出術、腎不全、肝不全、脂肪肝、多発性骨髄腫、骨形成不全
一番の原因は加齢です。
歳をとるとともに、からだの中のホルモンが変化するために、骨量が減少します。
特に女性は閉経後、女性ホルモンが減少しますし、若年時の最大骨量も男性より低いため、閉経後数年間は急激に骨量が減少します。
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